手仕事の時間
手仕事の時間

手仕事の時間

レジンで作成したものをいざ磨かん!
と、お休みの間中作業小屋にこもりきりでした
これがもう、楽しくて楽しくてまさに”寝食を忘れて”のめり込んでいます
何がそんなに楽しいかって、型から抜いただけのあれこれが
バリを切り取られ表面を削り取られ…次第に透明になって行くのですもの。
土曜日は、気づいたら6時間近くシャコシャコやっていました。

でね、磨きながらいろんなこと考え放題なんです
それもわたしにとって楽しみの一つなの。
あーだこーだ脳はフル回転なんだけど、指先の感覚、指の腹の感覚
研磨する音、手触り全てに対しても感覚に頼っているわけで
6時間、側から見ると単調に見えるかもしれないのだけれど、その実少しも退屈しないの。

でね、目の前にいくつかの試作品が転がっているわけ。
まんまるの型から抜いたものもいくつかあって
それがもうね、憎たらしいくらいにツヤツヤなの。どうしてかというと市販の型を使ったからなのね
ただしこれは球体にはならない。なるような型を作ってくれりゃいーのに(笑)

立体成型は必ずバリが発生する。そしてわたしが作りたいものは手触りに拘りたいから必ず研磨が必要になっちゃう。
ひとの手によるものだから型から抜いたツヤツヤには敵わない…悔しいけれど今はそれが事実
でもね、いいの。
ポカスカ簡単に量産出来るものじゃないけれど工程が楽しいんだもの。

例えるなら写経と同じ。
きっちりデザインされたフォントがずらり並んでいるのも美しい
でもさ、一文字ひと文字お手本を追いかけながら書き写すことにも楽しみが隠れているよね
あー!となりの行に飛んじゃった!とか、はー!墨垂れた!とか
わたしも高校生の頃、罰として(笑)死ぬほどやらされたわ。
あれ、静けさの中で自分と向き合って意味なんかも理解しながらやったら命が宿るよね、たぶん。
(また一つ、子育て終えたらやりたいことが増えた。)

わたし、本当に幸せだと思う。
小屋を建ててくれたのは、旦那さん。
わたしのお気に入りの壁の色に塗って、お気に入りのエジソンランプのライトも備えてくれた。
天井にはシーリングファンがゆったりと回っていて大好きな音楽が流れるようになっている
どんな縁にも心からありがとうを伝えたい
旦那さんも毎日どこかで幸せでいてくれたら良いなと今夜もそう思いつつ。

では、おやすみなさーい

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