罪も穢れも良いことも
罪も穢れも良いことも

罪も穢れも良いことも

詳らかにされればそれはあなたの人生に影響を及ぼさないものになります
以前書いたことがあったと思うけれど、徳を積みたいのなら誰にも知られずに行えば良い。
誰にも知られずに行った善行こそがあなたの徳となり天に積まれます。
それと正反対、つまり全く同じで(笑)あなたの罪や穢れも
告白してしまえばあなたの人生に暗い影を落とすものではなくなります

過ちを隠しておきたくなるのは人の常ですが
あなたがそれを隠したつもりの闇こそが光の在る場所なのですから
光に近づく前にあなたは必ずそれに蹴つまずくことになります
多くのひとはそれをインナーチャイルドと呼ばれる小さな可愛くて気の毒なあなたに担わせて知らん顔
もちろん、かく言うわたしもね。

恥を承知で書きますがわたしはこれまでに何度か
誰にも聞かれたくないような醜聞を
その場にいるすべての人に聞こえるように宣言されたことがあります
罪状を声高に読み上げられたわけですが
それを聞きながらどこか晴れ晴れとしたような気持ちがしたのを覚えています

それをされることを好むひとはいないと思います
でもね、誰かがあなたを殺そうとするなら(精神的に、よ)
そのひとのしたいようにさせてみて欲しいんです
斬らば斬れ、と背筋をしゃんと伸ばしてみて欲しいんです
実際あなたは恥をかかされるでしょう
後ろ指を指されることも、嘲笑されることもあるかもしれません

しかしそれに向き合う自分を静かに受け入れるとき
既にそれは恥としてではなく、ただの事実としてあなたの足元に消えて行きます
自らを誇ることなく、ただあるがままを受け入れる姿こそ
別の誰かに勇気を与えるのだと思います

長い人生の途中には誰しも、罪も穢れもあるのです
隠し果せるものは何もなく、いずれそれは誰の目にも明らかになります
清く正しく生きることを胸に抱いたところでひとは弱いものです
弱さ醜さをを恥じず受け入れること、それはとても美しいことなのかもしれません

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