信じようと信じるまいと、それは自由。
だけどここに辿り着いてくれたあなたに
そして、リアルで出会ってくれたあなたに
どうしても伝えなくちゃな、と思ってる。
わたし達は何処からかやって来たよね
そしてまた、帰って行く
再び生まれるのか、その先のことは知らないけれど
生まれたければそうなるだろうし
もういいや、ってんならそうなるでしょう
ひとは誰かを愛したくて生まれて来るんです
でね、愛ってのは感情ではないの
“好き”のすごいやつ、ってことじゃない
もし表現するとすれば
全てを与え、受け入れること、その”状態”
他者とわたし、という隔たりが姿を消し
天上の何処かのように安らかで一致していること
ああ、なんて心地良いのだろう…
のーんびり揺蕩っていたけれど
あらあら地上にはなんだか悲しみが溢れている
怒り、恐れ、孤独
冷たくて寒くて寄る辺なく震える誰か。
あゝ居ても立っても居られない
何故そんなに泣いているの?
あゝ忘れてしまったんだね、愛を。
それじゃあまたわたしと愛しよう
そんなこんなでわたし達は
時のない何処かで
愛の実現のためにああやってこうやって…って
目の前に枯れ葉が舞う、そんなことまで全て
企画書を書いて神さまにお願いして
よーし、じゃあ行っといでねと
また帰る日までずっとそばにいるからねと
神さまとハグしてから
お気に入りの姿かたちも決めて
お父さんお母さんになってくれるふたりをめがけてやって来る
「産んでくれ、なんて頼んでない!」
思う通りにならないとき、つい叫んでしまうかもしれないけれど
ううん、そんなことはない
わたし達は誰でも全てのひとが
その時その場所にその姿で産まれることを決めて来ているんだ
バカバカしいかもしれないけれど
真実だから仕方ない
お気に召したらば
心の何処かにおいておいてよね