わたしの母は、お菓子作りの名人で
幼い頃は市販のお菓子を食べたことがないくらい。
プリンとかクッキーやなんか
お誕生日にはもっと豪華なケーキを毎年作ってもらいました
わたしもまあお菓子は作れるけれど
いつものごはんを作るのがとても好きです
凝ったものはないけれど、その日食べたいもの
子ども達が食べたい、というものを
たったかたったか作り上げてお気に入りの器によそって
テーブルに美味しそうに並べるのまでが好き
ごはんだよ、と声をかけて集まってきた子ども達が
お皿を覗き込んで目を輝かせる姿を見ると
どんな疲れも吹き飛んでしまいます(やや盛ってる(笑)
でも、だからこそおかずを”ハズしたとき”は凹んでしまって
残ったおかずをもりもり食べながらちょっぴり泣いたりします(笑)
10代で最初の結婚をしたとき、天ぷらが食べたくて
なのに茄子を上手に揚げられなくてキッチンで泣いたのも
今となっては愛しい思い出、大切なキラキラ宝石失敗談のひとつです
さて、ごはん作りと言えば
それを通して子ども達に何を手渡せていると思いますか?
特に思春期の子ども達がなぜあんなに
あーだこーだと食べたがるのか(笑)
それはね、ごはんからエネルギーをいっぱいもらいたいんです
わたし達はごはんを作りながら
彼らに手渡すエネルギーを整えています
何も難しい話じゃなく、怪しげな話でもなくて、ね。
過激な運動をしているベジタリアンの方々がいらっしゃるけれど
彼らの原動力は怒りです
怒りのエネルギーは全てを焼き尽くしてしまいます
屠殺される動物の動画を公開することで
彼らは動物を二度殺しています
と、それについてもまたいつか機会が来ればお話しましょう
今日は楽しいごはんのお話
わたし達は食材に、素敵なエネルギーつまり愛情を纏わせています
理によって調整する、だから調理、ね。
殺されることを許可してくれたお肉やお魚達に対する感謝と尊敬
そんな、静かな”ありがとう”を彼らに手渡すことだって可能です
セントラルキッチンが悪いとも思わないし
レトルトのおかずだって別にかまわない
「今日、わたし達に与えられたことに感謝します」
その、美しいエネルギーがその日の食卓を素晴らしいものにしてくれます
子ども達はそれが欲しいの。
手渡せることはラッキーです