いつかきっと来る、ひとり暮らしのおばあちゃんな毎日。
自分のたてる生活音以外に聞こえるのは雲が流れる音と虫たちの話し声、それから霧のため息くらい
あー憧れのひとり暮らし…
と、夢想はそれとして(笑)
ひとり暮らしだと、もしかしたら誰かが
ママ、今朝も元気に起きたかしらん?と心配してくれるかもしれないじゃない?
だからそんなひとの為に、って
見守り機能のついている電気ケトルってのがあるんですって
独居なんて寂しくて震えちゃう!
なんてひとにはちょっぴり切ないかもしれないけれど
その時になれば大丈夫
百戦錬磨のわたし達はその時なりの楽しみをきっと、見つけられるから
で、なんでそんなことを思ったかというとね
うちの末っ子さんがいつだったか
「ママ、目覚まし時計が欲しい!」ってんで
あちこち見て、小さな可愛い目覚まし時計を買ったんです
ジリリリリ…!ってアナログにしようか
ピピピ、って電子音にする?
光るミッフィが覗いてるやつもあるし
お家のカタチの可愛いのもあるー!
けど…どれもお高いでせう?
10歳とは思えないご配慮、ありがとうございますw
そんなこんなで、売り場にあった一番小さな
手のひらサイズくらいの電子音のをね、買ったんです
毎朝、キッチンでわちゃわちゃしていると聞こえて来るの。
ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ…
(キタ-!)
これが実はわたしの朝の初笑いタイム。
電子音さんたら、最初は優しく鳴るだけなんだけどね
あんまり起きないからってんで、次第に威力を増すのよ
で、しまいにゃすんごい勢いで
ピピピピピピピピピピ!起きんか!おい!こら!おまえ!ほれ!ピピピピピピピ!とか言い出す(嘘)
そろそろよ…
いちどこっそりキッチンを置いて見に行ったの。
そりゃもうあなた、生きてるんですか?ってくらいの勢いで騒ぎたてる目覚まし時計のあるあたりにね
にゅーーーん、とベッドから細い腕がのびてきて…
ぱちん。と頭をおさえたの
そしたら目覚ましちゃん、とたんに静かになって
のびてた腕もまたするするする…とお布団に戻って…
意味無いやないかーい!
ってなるまでがわたしの至福の時間(おおげさ)
ああ、今日も末子さんは起きないのね。つまり元気。
今朝もそんなルーティンが繰り広げられる我が家なのでした