“ビリーミリガン”は他人事か
“ビリーミリガン”は他人事か

“ビリーミリガン”は他人事か

例えが良くなさすぎる…とも思われるでしょうが。
であるとしてもやはり彼は”象徴的”な存在であることに変わりはなくて
濁そうが詳らかにしようが”本質”は変えられないのだから…と
社会に対して言い訳をしつつ、書いて行きます←小心者

幼い頃から”わたし”の中は合議制だったな、と振り返れば思います
もちろん今もそうだし、これからもそうですが
当時はそれを言語化する力を持たなかったせいでとても生き辛かったような気がします

初めての自殺企図は2歳頃、はっきりと場面を覚えていますし
その後何度も同じことは繰り返され
数年前、大好きで心から尊敬する同級生がそこから引き上げてくれるまで続きました

誤解を恐れずに言えば、ひとはみなビリーミリガンです
押し込め無視している”感情”や社会通念という視座からは好ましくないと判断した性格の傾向を担当している”人格”が心の奥に潜んでいます
感情に振り回される、という体験は誰しもがしたことのあることではないかと思いますが
わたし自身、非常にその傾向が強く、それにより自傷行為を繰り返した、というわけです

感情にはそもそも良いも悪いもありません
自我を纏った時、つまり生まれた(受精した)瞬間からそれは働き始めますが
その”目的”はたったひとつ、この世という”分離”の中に在ってさえ実のところ
ひとは”愛”からは片時も分断されていないのだということ
つまりそれは継続している=愛し続けている、ということを思い出すための道具として使おう、と持って来ました

喜怒哀楽の話にもリンクしますが
何を喜びとし、どんな時に怒りを覚えるかを静かに見つめ
その根にある哀しみに気づき癒すまでひとは楽=愛に帰ることが出来ません
この世で自我を纏い、幾多の複雑な感情を覚えながらも愛を見出し
揺るがぬ平安のうちに暮らせるようになるためにわたし達は生きています

だからこそ、閉じ込めてしまった感情が
もう一度向き合って欲しくてあなたを突き動かします
けれど、それと向き合う覚悟さえ待てば
あなたはその感情を認め、赦し受け入れることが出来ます
だって、それを持って生まれることを選んだのですもの
無かったことにしてしまうのは哀しすぎる。

毎日目の前に置かれるあんなことやそんなことは全て
あなたの感情を揺さぶるために現れます
どんな感情も、とても大切なものです
ドロドロしていたり、どす黒かったり、醜くとも
出て来たからには何かをあなたに伝えてくれます

でもね、、怖いの。
恐ろしいし、嘘でしょ?って言いたくなることだってある。
だからこそそれは他者に覗き見されないことが確保されたところで開かれるべきです
うっわ、汚い!ってこと誰かに見られたいですか??わたしは嫌でした

おかあさん本舗で繰り返されるセッションはさしずめ
地球が生まれて以来発掘されたことのない”秘密”を発掘する作業の権利を得て取り組むことのようなものです
それは世紀の大発見になることが保証されているけれど
誰もまだ継続したことがない、となれば
何が飛び出すのやら、と恐れを覚えるのは当然です

でも、ひとりでは不安に感じることがあるけれど
手順を丁寧に伝え、必要な道具を貸し出してくれるのならやってみようかな…と思いませんか?
是非引き受けて欲しいのです
あなたが、誰かにとってのビリーミリガンになる、その前に。

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