プラ板工作から学ぶこと
プラ板工作から学ぶこと

プラ板工作から学ぶこと

さて。
台風が近づいているとはいえ子ども達は通常運転
いつも通りの時間…なんならいつもより早く飛び起きて空を眺め
「うーん、まだもう少しか…」とか呟いています

朝ごはんを食べたらしばらくして
「ママー、何したら良いと思うー」と”退屈”をアピール。
こんな時、だらりんちょと流し見するテレビという存在を改めて意識します
ソンナモノハイラネー(母、こころの声)

何某かの活動をせずにいられないわけですが
準備するとなるとあれこれメンドクセーです。
が。
生きるということはメンドクセーのです(笑)

昨日はレジンでさくっとアクセサリーを作っていた子ども達
アルコールペンを出してきてイラストを描いたりトレス台を持ち出してトレスしたり。
そのうち、「そうだ!お気に入りのキャラのプラ板キーホルダー作ろう!」と言い出したので
エンボスヒーターやらポスカやら…出してやりました(なんでもある)

手順は慣れたものだけれど、何故か後から色を塗っています
いつもの工程はプラ板がクリアならちょいとバッファか何かで傷をつけて磨りガラスのようにしてからイラストを描いて
色鉛筆などで良い感じに色を塗ってエンボスヒーターでちょいちょい、と温めて…だけども。

なぜいつもと違う手順で進めているのかを尋ねると
キャラが持っている刀を作るのだ、という。
小さな砥石を出しているのはそのせいか…(なんでもある)

そのうち舌打ちが聴こえ始めて…
「あーもう…」だとか「なんで」とかなんとか。
不思議なものでそういう不穏な空気ってすぐわかるよね
だからちょいと経ってから声をかけてみました
「いったいどうしたってんだい?」(実際はそうは言ってないけど)

要するに、先に色をつけてしまうと研いだときに色が落ちてしまうので後から塗りたい。
でも後から塗ると”いかにも塗りました”感が出てクオリティに納得が行かない。
だそうで…

ふむ。
その場合は何を優先したいのか、で選択が変わってくるよね。
どうしても刃をつけた雰囲気を出したいのか
違和感のない色を再現したいのか

辿り着きたい結果に、先ずは凡そ見当をつけ
そこへ到達させるために必要となる道具、かかる時間、作業場所、工程などをざっくり考える
このとき、それかなぜそうなのかを他者に説明する前提で考えることで全体を俯瞰出来る
「ママ、これとこれ貸して」を伝える時に役立つし
こちらとしても懸念されることを前以て指摘出来るしね

もちろん初挑戦なら作業中に思いがけない発見や躓きがあるわけで
今日の課題がまさにそれ。
揃えられる道具しか使えないという限られた中ではどうしても両立しないことだって出てくる

じゃあそれをどう解決しよう?
いずれかを優先して一方を手放すか?
工程を見直すことで何某かを変更出来る可能性はないのか?
工具を追加するとすればそれは何なのか?家にあるもの?

子ども達はあそびを通していろんなことを学びます
自分(または他者の)求める結果、それを達成させるための工程のプライオリティ、物事をロジカルに考えること
手放さなければならないことが生じた時のメンタルの整え方、代替案を”創り出す”モチベーションの保ち方などなどなど
これらの経験があらゆる遊びの場面、他者との関わりの中に潜んでいます

で、今日は…
ヘソ曲げて片付けもせずに部屋に戻ってしまいました
別にそれも良いんじゃない
「出したものは片付けなさい」と声をかけたけれど無視。
ま、好きなだけ自分と向き合えやー

子育てなんて何も気負わなくて良いの。
ほったらかして遊ばせとけー(但しアナログで、ね)

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