今も作っているの?と聞かれました
うーん、微妙。
道具も資材もあるの。
作ろうと思えばいつでもそれなりのものは作れる。
でもね、聞いてくれたのが大切なひとだったからこそ
「もう作っていない」と答えてしまいました
だけど昔から苦手なんです。
誰かににそれを手渡すとき、わたしが作ったと知られたくない。
使っているものは良いものです
それらをつなぎ合わせるのもテキトーではなくて
丁寧にひとつひとつを仕上げているんです
だけど嫌なの。
雑貨屋さんだのハンクラのイベントもすごく苦手です
どうしても作る側からの目線でそれらを見てしまうから。
どのようにしてそれらが産まれたのかが透けて見えるから。
お店に品物を置いて頂いたこともありました
作ったものがわたしの目の前で買って行かれるのを見たとき
なんとも言えない気持ち悪さを覚えてしまってわたしは隠れてしまいました
いつもわたしのアクセサリーを買っていくお客様だから
声をかけてあげたらきっと喜ぶと思うよ、とオーナーさんに言われたけれど
どうしてもそうする気持ちになれなかったんです
どうしてなのかは自分でもわかりません
どうしてなんだろうね
子育てに関するあれこれも、目に見えない世界のことも同じ
誰かという個人からはお金をもらいたくないの
例えばどっかの教育委員会みたいなところだとか企業だとかが
わたしの知っていることを知りたいというなら
遠慮なしに対価を払ってもらおう、と思えるのにな。
ま、いっか。
今はまだその”時”ではないということなんだろう。