不思議な体験
不思議な体験

不思議な体験

夢を見ていた。
わたしは右胸に癌が出来ていて乳房全摘の手術が決まった、というところ。
家族に対して「来週の月曜日、摘出手術だからよろしく」って言ってる。
子ども達ひとりひとりに、そして父に。

父は「月曜日は不在だ、どうしようかな」と言っていて、わたしは
「別にひとりで全然かまわないんだけど」と言っている
ふと思い出す。あ、月曜日は髪の毛を切りに行くんじゃなかったっけ…
楽しみにしていた美容室行きだったのにな…
予約少し早めてもらおうかな、なんて考えている

夢の中の仲良しさんも同じく右胸に癌があり全摘が決まっている
乳頭形成する?しなくても良いよね、と話している
全摘した勲章みたいなものよね、あはははと二人で笑ってハグをして互いの健闘を祈り合う、みたいな関係

途端にものすごい腹痛で目が覚めてトイレにとことことこ。
部屋に戻るとき、膝の痛みが全くないことに気づいた
右膝の痛みは、局所的でありながら漫然としていて
例えるなら金属のパイプを折り曲げるといつか千切れてしまうような恐怖感というか
水が入っているホースがぺしょん、と折り曲げられないような感じというか
とにかくそんな感じだったのにそれが一切消えている

あ、でも今またベッドでは曲げるとやっぱり痛い。

今日わかったことがあってそれは
身体のある部分の痛みはお知らせなのだ、と整体の先生が言っていること。
つまり膝自体が悪いわけではなくて
そこがサインを出すだけで、調整するべきなのは別の場所である場合がほとんど、とのこと

膝が痛むからこそ整体に行くけれど
実はもっと別の場所を整えてもらっているのだなと理解した。
そこで右胸の癌の夢もきっと意味がある

わたしの大切な友人も少し前に胸の癌を摘出して
今もまだ病院へ通っている
彼女の強さと明るさはいつもわたしを照らしてくれる
「たくさん、泣いた」と
病気がわかって退職を決めた頃彼女は言っていた
でもその後は手術することが出来た、とか治療を受けられるようになった、とか
いつも前向きに自分の身体と向き合っている

癌になるというのはきっとひとが一度立ち止まって
自分にとって本当に大切なものは何なのかを考えるための時間をくれるものなのかもしれない
そんな綺麗事だけじゃ到底処理しきれないことは理解しているけれど、それでも。

まだ幼い娘達を、旦那さんと一緒に守りながら
大好きな趣味に没頭して仲間達とも仲良く集まる
彼女の魂が喜んでいることを目の当たりにさせてもらっていると
わたしの中の何かが動くのがわかる

いつまでも元気で楽しくいて欲しい
寛解後はもっと自由に、いろんなことを経験するんだろうな
今夜はそんなことを改めて思い出させてもらったけれど
なんでまあこんなにいろいろあるんだろう、夜。

ここ数日はやけに目が覚める。
彼の暮らす町で地震があったその時間、ちゃんと目が覚める
わたしが思い出していることはきっと伝わっているだろうし
本当に困っているとしてもわたしの出る幕はない
彼が本気で探せばわたしは見つかる、彼もそれはわかっている
長い間待たせたから、次はわたしが待つ番。

すべては順調だ

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