心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
目覚めよ、という意味ならわかる。
校長はこれに続けてこう言った
経済的な変化や世界情勢の混乱への対応
南海トラフなど、自然災害への備え
高校生になったばかりの君たちにそれらを変える力は無いかもしれない
けれども自分のやれることを変えていけばいつかは
大きな課題であるそれらを変えることが出来る可能性もある
“変える”というキーワードはとてもセンシティブだと思っている
今、まだまだそれとしての輝きを感じさせないとしても
子ども達は必ずそれぞれ輝けるものを内包していると知っていれば問題ない
育むひとはすべからく相手のそれを曇らせないことを肝に銘じなくてはならない
彼らに対して手渡せるものは彼ら自身がそれを磨くためのもの。
環境、ひと、必要な道具などがそれ。
そして、それをし続ける彼らを鳥瞰し見守ること
手を出すべきことは何ひとつない
磨き残しがあろうが手の届かなそうなところがあろうが
それに気づき対応する気力を奪わないで欲しい
ただし、彼らがそれをするために自ら助言やサポートを願うなら
その時出来るだけのことをすれば良い
やりたくなきゃしなくたってそれで良い
変えるべきもの、変えてはならぬもの
それを知らずに濫用しないで欲しい、そんな言葉だった。