みんな、違う
みんな、違う

みんな、違う

「子ども達となんとなくすれ違っているような気がしませんか?」と、問うたとき
「うちの子は反抗期がなくて!」と嬉しそうに言うひとがいて怖くなります
すれ違うこと自体は、みんな違う人間なわけだから特段取り立てるようなことでもなくて
もしそれが日常的に起きているとしたら
きっとしんどいとは思うけれど…
互いに自分の思いを出し合えている徴なんです

すれ違い、は子どもが反抗期だから起きるわけではなくて
しっかりモノを言えるようになるお年頃が思春期にかち合うことが多いせいで
すれ違う=これまで上手くいっていたのに子どもが反抗し始めた!ということではありません

反抗期がない、言われたことを素直に聞いているばかり
それはむしろその子が大人になる道程においては
いつまでも無い方が良い兆候でもありますのでお気をつけて。

わたしは5番目の子の妊娠がわかったとき
男の子が3人続いた後だから
そろそろまた女の子だと良いな、って思っていたんです
わくわくはやる気持ちを抑えきれずに検診で
「性別はそろろわかりそうですか?」と聞いて…
また男の子だ、とわかった時、つい
「えー」と言ってしまい
「え、じゃないよ!
あなたにとっては4人目の男の子だろうけど、この子はこの子なんだよ!」と、産婦人科の先生に叱られました

でも、次男から1歳1ヶ月違いの男の子の年子、しかも4人目。
もし、ネタが尽きて上の子と同じ子が産まれたらどうしよう?
そんなことを半ば本気で考えていました(笑)
でもそんな話をすると100%の確率で
「そんなわけないでしょ」という言葉が返ってきます

そうです。
みんな本当はわかっているの。
ひとはそれぞれ違うんだ、ってことをね

なのに不思議なもので
子育てをして行く日々の中でいつの間にか
“他者との違い”を過剰に恐れるようになってしまいます

皆と同じであることが最優先、
はみ出さないことが正義。
なのに、ひとり勝ちさせたくてあーだこーだする

子ども達ってのは柔らかいから
狭い箱に詰め込もうとすればしばらくは大人しくしています
でも、個人差はあれど必ずそのうち”わたしらしさ”の片鱗を見せるようになります

その日が来たら、よし来い!
くらいの気持ちで向かい合えるようになると良いですね

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