哲学カフェ
哲学カフェ

哲学カフェ

とあるフリースクールの代表の方が主催されている”哲学”を語り合う場に参加させてもらうことになりました!

哲学。
カトリック教徒として聖書を生きようと考えている頃には
相容れないものだ、と考えていました
友人に「reicoちゃんはいつも哲学的だ」と言われることも、それが何なのかわからなくていつも考えていました
哲学的ってなんだ??

ところが、その哲学カフェなるものに参加することが決まった瞬間
わわわわわー!と、様々なことがわかるようになりました。
宗教と哲学は何が違うのか、ということもそこに含まれていました

ひと、は魂に肉体を纏ったモノです
肉体を得る瞬間に自我を得ます
それはそれで大切な意味があるのですが、そのお話はまたいつか。

ひと、を小さな球体とします
その周囲にはたくさんの”輪”があり、くるくるとまわっています
その”輪”は大きく濃くなったり、ある時は薄くなったり細くなったりもします
別の”輪”は他の”輪”とは違う角度をもって球体の周りをまわっています
そのまた別の”輪”も、別の角度、別の質感、濃さ、太さ、厚み、まわる速度を持っています
もはや幾多の”輪”が球体を覆っているのか、中心のそれが見えなくなってしまうくらいです

ひとの本質を囲んでぐるぐると無数の”輪”が回り続けている。
それ(全体)が、「あなた」というひとです^^

数年前、筏というチームがあり
ひとはこれからどう生きるのかを語り合ったことがありました
そのとき、相対したひとの内にコンタクトするには
渦に対して直角にアクセスしなくてはならないという話が出ました
当時はまだその意味を深く理解はしていませんでしたが
感覚としてそれを知っていたのでそのように話しました

渦に見えていたものが実は無数の輪だったわけですが
相手の許可を得てその中に入ることが可能です
おかあさん本舗の個人セッションではここを大切にしています

無許可であなたの部屋のドアをこじ開けようとするひとがいたら
あなたは快く中から顔を出すでしょうか。
わたしならきっと、余計に固くドアを閉ざすでしょう。

ま、そんなお話もまたいつか。
今日は宗教と哲学の違いについて、でしたね(本人が一番忘れてる)

わたし達の周りをぐるぐると回っているのは日々の出来事や人間関係。
お仕事も、家族ひとりひとりも、お天気も、お金だって。
旅も空も、読んだ物語、擦りむいた手のひらに滲んだ血、足のあざ、心の傷
とにかくこの世であなたが出会う全てなのですが
それぞれの輪はあなたが見たいように見ることが出来ます

あるときお金のことで頭を抱えていればその輪は大きく分厚く見えて、目を逸らしても見えてくるようですし
我が子との、または同僚との関係が思わしくないときもまた然り
でも、別のこと(輪)が気になれば
さっきまでは甚大だったはずの輪もぼんやりして来るのだから不思議です
そして、その無数の輪はわたし達が肉体を脱ぎ捨てる日まで巡り続けるのですが…
ってね。
そんなことを考え続けることが哲学。
ある一点を注視するのが宗教。
だから哲学には終わりが無く、宗教には善悪が生まれます

巡りには善も悪もなく…というか
ある日あるときは確かに好ましくなく見えても
別のある日、その日を振り返るとあら不思議、そんな、呪うような日でもなかったわね、となる。
ある一点では留まらないのだから善悪のジャッジは意味を持たないのです

哲学カフェはディベートではない、と参加に先立つ注意事項としてしっかり伝えられています
つまり、ジャッジがないから決着がつきません
ファシリテーターが投げた石の波紋についてそれぞれの視座から見えたものをシェアするだけ。

そういう場にどんな意味があるか?そう思うひともいるでしょうね。
“正答”を鵜呑みにするよう教育され続けたひとには当たり前の疑問です
が。

哲学とは、事実に対して”唯一の”意味などなく
むしろ意味づけという行為は個人の感覚、好みで自由にするものなのだと知るための学問だと思っています

昔から、考え事をするのが大好きでした。
美しい風景に出会うと、なぜそれが美しいと感じるのか
そもそも美しいとは何か?を、深く、時には浅く軽く考えること自体が好きなのです

著名な哲学者など誰ひとり知りません(笑)
誰かの理論はそのひとのものであってわたしのそれではない
誰かの理論の寄せ集めを土台にしたいひとの何と多いことか。

わたし達は五感の他に、考える、という行為が出来る恵みをもらっています
五感はヒントです。快、不快を直ぐに教えてくれます
なぜ、それがそうなのかを考えることによって解きほぐされることもあります
逆に拗らせてしまうから今は触れないでおいたほうが良い、そんな気づきもあります。
子育てのヒントも案外そこに眠っているのですよ

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