疲れとります

なんというか…ほんっとげんなり。
げんなりって言葉は不思議ですよね、まさしくそれ!という表現。言葉の成り立ちって面白いなぁ

で、げんなり。
子育てや、人間関係、その他日々の憂いの中でも特にわたしのやる気元気を削ぐのがこいつね。
正直言って、問題が起きることは多々あれどそれはわたしにとってはある種楽しいことでもある
さてどうしてくれようか、と
スタートに着く前のアスリートよろしくあちこちの関節やら筋やらを緩めるべく
身体も心もほぐしながらワクワクするようなイメージ

げんなり、はそうじゃない。
…は?また?
またそこ?
うっざ!
何十年同じこと言わせんねん!と
住んだことも聞いたこともない関西のイントネーションで強めにツッコミたくなるくらいげんなり。
要するにお腹いっぱい、もうええわい、なの

ことの発端は金曜日。
木曜日の余韻を残したままのテーブルには食べきれなかったご馳走がタッパーに小分けされて積んでありました
朝ごはんはこれで良いし、しばらくはラク出来そうだわーとホクホクしながらいつも通りに出勤しました

で、帰ったら。
…シーン
んん?
家の中にひとの気配がしない。
はい?

パチリと壁のスイッチを入れて驚愕
タッパーのふたが開いていて
あれこれつまみ食いしたままになっている
手を拭いたと思しきティッシュもそのままになっている
だらりんちょ、と横になっている猫たち。

キッチン
使った食器、コップがそのまま、ペットボトルも転がってる
お土産にもらったお菓子の箱が広げてあって中身は空っぽなのにそのまま
お洗濯物もソファのカバーも床も玄関もとにかくとっ散らかったまま。
で、2階を探したけど誰もいない

うむ??
まあとにかく片付けなくちゃ、と動き出してあれこれやっていたら玄関から笑い声が聞こえたかと思ったら
「うふふふー」と入ってきたバカムスメふたり。

「なにその格好?」

はい、ふたりの顔から笑いがかき消える。(そりゃそうやろ)
ママが「つぶやく」のは雷が落ちるよりも遥かに恐ろしい未来の予兆であることくらいは思い出したらしい、だがしかしtoo late

ナゼアナタガタハオケショウシテマスノ
ガッコウドウシマシタ
オヘヤガキタナイノハナンデスカ

実は昨日、叔父叔母に紛れて四女が家に忍び込んでいたのよね(四女は出禁)
とっとと追い返したものの、どうやらやっぱり四女が絡んでいる

学校に行かず、朝からメイクしてカラオケフリータイム!!
ほう!

ということでご提案させていただきました
キサマラコノイエヲデテイッテハイカガカナ
マミーはそうしたいです。

五女。
起立性調節障害、低血圧で朝起きられず眠気が強いので学校に行けません…?
あなた今日7:00には起きてましたよね
マミーが出勤する7:15から今の今までカラオケでしてたんですよね、お昼寝とかせずにね?

言い訳は聞きません。
今日も当然学校、部活はあり、連休中は試合ですよね。
それを反故にしてカラオケ行くようなひとは来年度の部活継続させたくありません

日々学校行かずたまにお姉ちゃんとカラオケですか
そういうひとには高校は受験させたくありません
とっとと中卒で働きやがりなさい

来月修学旅行ですよね旅費払いましたがキャンセルしたいです、都合が良すぎるのでマミーは怒っています

六女。
お姉ちゃんから譲り受けたiPhoneをWi-Fiに接続して隠れてTikTok見てましたね(既に初期化済み、パスコードロック設定済み)
出禁の四女を部屋に隠してマミーのお部屋からあれこれ持ってっちゃってますよね
来週末運動会なのに練習がだるいからってサボってカラオケ行くとは。

とりあえず運動会行かなくて良いです、マミーもだるいです。見に行くのもダルいんで学校なんてもう行かなくて良いと思います
四女がなぜ出禁なのか、何回も伝えたのにまだ理解していないなら四女ごとあなたも出禁にしたいです
ちなみに、四女を預かってくれているジージとバーバは、小学生のあんたを預かってはくれません
手続きをして差し上げますのでどうぞ児童養護施設にでもお入りになってはいかがでしょう

すると五女は部活も続けたいし学校も行く、と言うので
じゃあそれを行動で指し示すようにと伝えました
かたや、六女。
「うん、じゃあ出て行く」

あっそ。どうぞどうぞ…
ということで荷物を纏めさせました

末っ子だから、まだ小学生だからと甘やかすとでも思っているなら大間違いでして。

子どもってのは「巣立つため」に生まれて来ているのだから
巣の中にいる間は一所懸命お世話はしますけれども?
そこから出たいと願うならそれはどうぞどうぞ、としか言えませんわ…

ここで大切なのは
まだ、巣立つには早いと思いますよ、とは伝えること。
あなたまだ羽生えそろっていませんよね的なことね。

12歳で家を出るとしたら考えられるのは親類縁者の家に身を寄せるってことくらい。
パパは無理、ジジババも無理、他の兄姉も受け入れやしないってことを確認してから再検討すれば?
そう言ったけれど養護施設でも良いから出て行きたいと言う。
あっそう、じゃあやってみれば?

すると、お部屋から自分に必要なものなどを袋いっぱいにつめて準備完了
「ほなさいなら」と家から出しました

時間は既に20:00、お外は真っ暗。
彷徨いてたら間違いなく補導対象、でもお迎えに行きません
荷物はまとめてある()らしいからそのまま児相行きですねーww

「ママ…さすがやな…怖い…」
様子を眺めていた五女が呟きました。いくらなんでも小学生にまで同じ対応とは…ということだそうでした

わたしは全員同じように思っています
誰ひとり手元に置いておきたいなんて思ってない
それぞれは自由に、自分の課題に取り組むのが人生
わたしはやれることをする、やれないことは出来ない、ただそれだけ。

時期尚早のくせに巣を出たら、自然界なら死が待っている。
でもね、人の世だってそう
ぬくぬくと実家暮らしで文句ばっか言ってたことのありがたみを否が応でも知ることになる
でも、わざわざそれを選ぶならそれはわたしの問題ではないってこと。
あっそう、じゃあやれば?

わたしはわたしで別の覚悟をしなくちゃならん
温かい状態でこの子を見るのは最後になるってことだって可能性としてはあるだろう
でも、それを避けるためにデジタルデバイスを手渡すか?
TikTokに動画をアップロードするのを看過するか?
学校行かずにカラオケ行くことと向き合わずにスルーするか?

六女の「やりたい」はたくさんあって
ピアスあけたことも、髪の毛をピンクに染めたことも、縮毛矯正かけたことも、メイク用品にはまることもかまわん

そんなことを許したから次々に要求がエスカレートするのよ、って。
そうだよ、その通り。




だからこそ覚悟を決めなくちゃならないのよ
「ここからは譲らん」という一線を譲っちゃならんのよ
それがしんどいのよねえー。
12人と、それ何回繰り返したわけ??

えっとお。
あんた達がわたしをダルいとかいう
100倍くらいはこっちこそあんた達がダルいです
といういつものやり取り…あーしんどい。

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