怖かったけれど

小さな頃は、1日30分だけテレビを見て良いよと言われて育ちました

すぐ下に弟がいて、彼も彼なりに見たい番組というやつがあり
年子だからなのか変なライバル心があったらしく(知らんけど)何かにつけわたしの言葉の反対側を主張して来るものだから
今日の…弟のご機嫌はどうだろう?
昨日はああだったけど、今日は??と
つぶさに観察して対策を練り上げたものでした

お年頃の女の子のためのアニメってやつがあったんです、とてもお気に入りだった。
花の子ルンルン、って言ったかな…
鍵の形のブローチに向かって呪文を唱えるとお洋服やアクセサリーが変わって、好きなキャラに変身出来る
わたしはそのアニメが大好きだったんだけど
同時に、忘れられない感覚があって、それは弟が好きだったガンダムやなんかを見ていても同じ。

この主人公、いつ呪文を知ったの?
いつメカの操縦方法覚えたの?誰が教えてくれたの?

複数のロボットが合体する設定なら…どこで練習したの?とか
お約束の決まり文句はどこで誰から伝授されるの?ってこと、ね

これがもう、気になって気になって気になって…いつも苦しかった(笑)
わたしにそんな機会を与えられたって使いこなせない!どうしよう、ってずっとずっと悩んでいました←

遂に、花の子ルンルンの魔法のブローチを買ってもらったとき、その苦悩はMAXまで到達(笑)
わたし…使いこなせない!(あたりまえ)
ソファの後ろに隠れて何度も変身の呪文を唱えては悶絶し、絶望していました

でもね、いま、世界が変わり始めているのが如実に顕れ始めていて
わたしが夢見た景色がどんどん眼前に繰り広げられているのですが
わたしは、ただわたしであることを意識する以外には何もしてやしないことに気付かされています

変身の呪文を知らなくても
すごいメカの操縦方法を知らなくても
世界の方が変わってくれる

我が家の末っ子がとうとう学校にも行かなくなり
「あーあ、こんな家に産まれたくなかった」と昨日初めてぼやいているのを聞きました

おお、遂に来たか。
そうそう。それでいいの
それこそが「巣立ち」の原動力になって行くのだから。

今はまだ翼も弱々しいけれど次第にそれも整って来る
末っ子が「自分」を探し始める
わたしの育児の第一幕「命を与える」もそろそろ仕舞いかな
舞台は暗転こそが切り替えのサイン

ね、闇は怖くない。
そんな水先案内が出来たらいいな、と思っています
流れは既にある
すべてのひとの中にいつも弛まず、在る。

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