田舎に暮らすということ
末っ子の探求が止まりません(笑)
週末をお姉ちゃん達の家に泊まるようになって加速度的に進んでる。
この前は唇にピアスをあけて帰って来たし
とうとうニードルとワセリンを常備し始めました
咳止め薬を箱買いしてもらって山積みにしているし
ヘンテコふりふりキャミとおパンツ丸出しでうろちょろしていて
実に順調に「憧れのトー横」風味を増しています
マミーも偉そうには言えない過去がありつつも
そこからぐるり戻って来た(と思ってる)経験をふまえると
どんなことやったって、誰に出会ったって
「自分」を探そうと思わないなら
また次の曲がり角の先には同じ交差点が見えてくるだけ…と言いたいわ
「あなたは誰?」
その問いにあなたは答えられますか?
さてその末っ子は
大阪に行きたいと言い始めました。それか東京。
東京がMAX値で、大阪はその次のだと思ってる。雑。
その程度のリサーチでいろいろ言ってる時点でもう…
とは言えそれもわかるわ
だったら行けば良いじゃん?とは母は思うけれど言わない
もう、今はわたしの生きた時代とはあれこれ違っていて
下手こいたらすぐに命に関わってしまう。
もちろん、アタマではわかってる
間違って消える命はない、ということくらいは。
だけど、行って来ます行ってらっしゃいが毎日
これが最後かもしれないと覚悟するのはやっぱりしんどい
(ケドソレモイタシカタナシ…カ)
田舎に生まれたことを呪う、らしい。
「こんな、何もないところなんか大嫌い!」と
水が張られて青々とした稲のちっこいやつが
しゅんしゅんと空に伸びる風景の中を切り取る贅沢の中で言う
水路の水は時にコポコポと平和だったり
ざあざあと力強かったり
ちょろちょろとくすぐったかったりする
里山を撫でていく風に応えるかのように萌える緑たち
解像度を上げれば見えてくる小さな花、草のかたち、そして虫。
よちよち歩きの毛虫を見つければ
刺さないでよと思いつつも無事に成虫になれるのだろうかと思いを馳せ
それはまるで自分のことなのかもしれないと静かに自分の内面に進んで行く
お気に入りの本でさえ時にはやかましく思えて
栞を挟んだままにしてある窓辺が
なんだか自分が全てのイニシアチブを取っていることの証左のように思えて誇らしくなり
都会ではまったく感じられない野焼きの微かな香りが鼻先をかすめて
当たり前のような顔でそれを眺めている長靴のひとを想像する
わたしは、田舎が好きだ。
でも、自在に何処へでも行きたい
どんな場所にもフィットする柔軟さを持つつもり。
今はせっせとサナギの中でドロドロになって
いつかの日を夢に見ている蝉
東京のど真ん中で皆の目に晒されても
背筋を伸ばして野の花として凛然としていたい
都会になんか迎合するものか。
わたしはそれを超えていく
きっと。
