トーキョー10days

先々週末
可愛い可愛い小学校1年生の授業支援を終え、その足で東京へ向かいました
会いたいひとがいて、やってみたいことがあって、初めてのことだらけの10日間
お仕事の楽しい余韻からの切り替えは空港までの約2時間
のんびりドライブをしながら徐々に東京モードへと切り替えて。

到着は20:40
さあさあ何が待っているのかとワクワク
追い風に煽られて飛行機は予定よりずっと早く到着(そんなことあるんだ)
お迎えはまだ、会えるのが楽しみ。

ほぼ毎月コンスタントに会えるのに
いつも最初は人見知りから始まる(笑)

そんなことを思いながら出口付近でちょいと腰掛けてたら
「はぁい」と声をかけられる
わ!うそ!そっちから来るの?
思ってなかった方向から突然登場ドキドキしちゃう

やおら口を開いたそのひとは
「お腹空いてる?」と訊ねる
うーん、何も食べないままだから空いてる…かな。
東京へ行くんだぞー!とかなんとか
楽しいことを目の前にするとお腹が空いているかがわからなくなるタイプ(笑)

「夜ご飯、お家に出来てるから」

え?
いま、なんとおっしゃいましたか
ヨルゴハンオウチニデキテルカラ…?
ヨルゴハンオウチニ…
ええ!なんてことでしょ、そんなことってあるの?

ちょっと前に言ってた「元気な野菜売ってる店を見つけた」
ブロッコリーも他の野菜も「良い顔してんねん」らしい。
野菜の顔つきがわかるとは素晴らしい…と思っていましたが
そこでお野菜を買って、夜ご飯を支度しておいてくれてるって。

「そこ(八百屋さん)行ったのがバレると”何かやってるなー”と勘づかれるからわざと隠しててん」
(その日何処で何をしてるか誰と会って何を食べているか…などを、普段は逐一共有してくれているでる)

もしかして…控えめに言って過去1のサプライズギフト?
嬉し過ぎるとはこういうことを言うんだよなぁ紛うことなく。

かくしてわたしの東京10daysは
愛情たっぷりのサプライズから始まり始まり…

福山→大阪でのお仕事へのお見送り、留守番、東京ひとり歩き
お迎え、すれ違い、泉岳寺、忠臣蔵、伊豆大島、お台場お散歩
それはそれはもう素晴らしく濃密な10日間でした

エピソードは枚挙に暇が無い…けれど確実に言えるのは
全ては縁で繋がっていること
浅い縁もあれば深い縁もあり、試練も縁、忍耐も。
受け入れること覚悟すること、いつも謙虚であれとそれらは教えてくれます
今回特に印象深かったのは高輪泉岳寺さんとのご縁。
自宅近くに在る、とは聞いていたけれど…

「忠臣蔵」という物語はおそらくわたしを筆頭wに
歴史に疎く、また、テレビもあまり見ないまま過ごすひとにとっては
現在までのところ見聞出来るあれこれがどうも腑に落ちないのではないかと思っています

赤穂藩主だった浅野内匠頭はなぜ「後ろから」吉良上野介に斬りかかったのか
なぜ天皇の勅使をお迎えするその日、殿中にてことを起こしたのか、が全く見えて来なかったのでした
それは武士道の義に適うことなのか??
(少なくとも浅野内匠頭本人にとって)どんな大義があってそのような行動に至ったのか。
ここを知らずして赤穂事件を語れやしまい、と感じていました

だからあまり触れたくなかったのです。
知らないものを知っているような体裁で語ることはわたしの最も苦手なことだから…でも
そんな杞憂も一瞬にしてかき消されました

案内に従ってお線香を片手にお墓に参るわたし達。
入り口の一際大きなお墓はまさにそのひと、浅野内匠頭のお墓です
幾本かのお線香を捧げながら語りかけました
「わたしは、本当のことが知りたいのです。良ければ教えて下さいませんか?」
もちろん、どうやって?もう亡くなって久しいのに?等
理論的に考えればどだい無理なお願いでした
でも、その答えは実にあっさりと手渡されたのです。

泉岳寺の、義士たちのお墓の下には赤穂事件の資料や遺品を収めた記念館があります
そこに展示されているはずの「赤穂事件顛末絵巻〜全3巻〜」
2巻までしかないやん。
こんな中途半端な展示…どうして?

受付の方に声をかけるも「スペースの関係」とのこと。
まあ、それならそれとして納得するしかあるまい…と思っていたとき
記念館の外にある討ち入り後、高輪まで戻る道中の隊列を現したモニュメントを覗き込んでいると
さっきの受付の方がわざわざ声をかけてくださる。

「詳しい者が参りました」
たまたま通りかかった直歳さんを呼び止めて繋いで下さったのでした

そこで、わたしがかねてから疑問に思っていたことを尋ねたのです
「なぜ浅野内匠頭は武士からぬ行動をとらなければならなかったのですか?」
もちろん、すべてのお話を聞かせていただいた後では
武士からぬ、どころか
武士道精神に則り、かつ、一国一城の主人として藩を守るために致し方ない選択であったのだと理解しました

そしてそれをきっかけにまた新しい作品が完成間近だそうです
「よくわかる!曽根崎心中」を神戸で初演出来たことはやはり特別なことだったのでしょうね
文字通り、神の戸が開いた感。
今後がますます楽しみです
そんな歴史的場面に立ち会えたこと
それが今回の東京での最大の出来事だったかもしれません
縁あるところには流れが見えるものです

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