SNSは危険

それが、もともとの「個別特有」な課題をあぶり出しているだけだ、とは知っています。
現に我が家の下の2人は同じ性別、同じ環境で育っているにも関わらず全く違うから。

16歳…殆どの子どもが高校受験という
人生において初めての壁の前に立たされる時期ではないかと思います
もちろん、中学受験や小学校の受験を経験する子もいますが
「何らかの自制」を経験する局面という解釈においてそれらは同列でありますので
今はよりわかりやすくするため分母の大きな方…つまり高校受験という時期についてお話ししたいと思います

その時期彼らは「自分」を俯瞰して評価する、という経験を何度も繰り返します
点数というシンプルな数値化の他にも内申点と呼ばれる評価や絶対的自分らしさを他者の言葉で提示される、など。

その時期まで子ども達は物事を俯瞰して観察するということの素材として晒されることはほとんどありません
もちろん、集団生活の中で起きる様々な出来事を通して少しずつこの時期への助走は始まっているわけですが
本人がハッキリとそれを認識するかどうかは個人差があります

わたしは、この時期を超えるまではインターネット、特にSNSにアクセスすることはさせない方が良いとずっと感じていました
だから高校生になるまではスマートフォンを持たせないことを約20年前から選択してきたのです
ハッキリとした意図があって実行してきたわけですが
いま、以前よりも強くその必然性を感じています

SNSにはまことしやかな嘘、偽りが蠢き過ぎています
次から次へと過激になる情報の坩堝で、子ども達はどんどんおかしくなって行きます
特に、人生において向き合うべき課題に対しての「引き」はかなり強いと感じています
誘惑を倍増させる力がSNSは圧倒的に強い。
インターネット上にあるどんなサービスよりも圧倒的に、です

我が家の末っ子が、まったくキレイにその穴にすっぽりとハマったなと思っています
予測出来ていたというか、案の定、想定どおり。

末っ子はSNSの流れから出てこられなくなってしまいました。
何故ならまだ自分でお金を稼いで自立することが出来ないからです
現実に目を向けた時に、自分が「夢」を叶えられるリソースを持っていないという事実を突きつけられますが
それに耐える力がない。我慢できない上に苦しさをいったん傍においておくことも出来ません
なぜならSNS漬けで学校も行かず、リアルな毎日に生きていないため
普通なら気が削がれることに”出会える”はずのタイミングを完全に失っているからです
友人との軋轢や学校への不満、そういうものは実は
ひとつの困難に対して過集中するというリスクを軽減させていることを彼らは知りません

13歳。基礎学力を身につけるべき時期だとされていますね、義務教育を受けることが出来ます
残念ながら我が家には、とてつもない高学歴の子や好成績を残した子がいないので「底辺担当」として言わせてもらいたいのです。
子ども達は確実に、明るくない未来に向かって歩を進めています
もちろん、それにも意味があると知るならそれもあり。良いんです。
彼らは確かにそれを選んで生まれて来ていますから。

目に見えない世界でも現在は刈り入れの時期だと言われていますね
人類史の総ざらえだ、とも言われています
そんな中で「モブ」としてあぶくのように消えていくだけ、を選択して来ている命ももちろんあるのだと思います

それを非難する気持ちは毛頭ありません
そういう生き方は「誰かの気づき」のためのフックでもあるのだから。
そしてそのような役割の子はもはやマジョリティです。
気づき、脱出する子の方が圧倒的に少なく、異端扱いされる世の中になってきています
彼らは「点」です。各々は地上的価値観においては個別特有。それぞれが「天」と繋がっています
細い(或いは太い)柱のようなもの。

横のつながりを求めることより、今はもうあらゆる「個」が、それぞれらしく天と繋がるように生きることを標榜するべき時期だと思います
それは決して心地良いことだけではないはずです
周囲に迎合出来ない魂だから。

むかしまだ幼かった頃、夢を見ました
学校から帰ると皆の様子が変です。
ゾンビのような虚な瞳で、ボサボサの髪の毛にカサカサの肌。
どうしよう…見つかったら仲間にされてしまう…
怖くて心細くて、アパートの半地下に身を隠しながら
顔に泥を塗って髪をボサボサにして皆と同じように「ウー」と唸るけど…見つかってしまったらどうしよう…
そんな、夢。

まさに今そんな場面にわたし達は身を置いています
同胞を見つけることなど出来ないかのように見える。
でも生きなくてはなりません
生きづらいよねぇ。

とりあえず子どもからはSNS遠ざけといたらええわ!
(暴論)

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