今は辛い

次男の離婚が決まったそうです
ムスメはお嫁ちゃんが連れて行くことになる、とのこと。
今はそうなる以外にない、としか言いようがなく
お嫁ちゃんだけが悪いわけではないけれど次男も悪くない…
または、どちらも少しずつ足りない。

昨年も同じような危機があったんです
その時はなんとか修復しようということにはなっていて
次男は少しずつ元通りになって来たぞと感じていた矢先、また同じことが起きた。

お嫁ちゃんにとっては辛い日々だったようでした
次男からの監視が厳しくなり、あれこれ制限がかけられ
逆に次男は自分のスケジュールに対してお嫁ちゃんが言及することを許さなくなった。

そもそも、次男にとっては最初の出来事が「寝耳に水」でした
でも、お嫁ちゃんにとってはそれまで蓄積された不満の捌け口であり
そのようなことをさせた次男が悪い、という言い分。

次男はとても優しい雰囲気の子で、すぐ下の弟がケンカばかりする横を
(うわー、だせぇー)とチラ見しつつも素通りするような性格です
自分から揉め事を起こすようなことは決してしません
が、自己肯定感がとても低い。

190cm近い長身とスラリと手足の長い体型、ちっちゃな顔。
洋服も至ってシンプルなものを好み流行にも敏感です
シソンヌのナントカさんに似てはいるけれど充分に(雰囲気)イケメンww

まだ2〜3才の頃、わたしが窓から空を見上げて
「わぁ、今日はお天気が素敵ね!おひさまがいっぱい」と声を上げたとき
実に申し訳なさそうな気の毒そうな顔をしてこう言ったんです
「あのね、ママ。おひさまはね、ひとつなんだよ」

……。
そういうこと言ってんじゃねえんだが?とは流石に言い返しませんでしたし(笑)
思慮深い子だわーと感心したものです(親バカ)だって申し訳なさそうに、なんてこんなチビのくせに!って。

でも、次男の良さってのをいくら他人が評価しても本人は
「自分は”かいかぶられ体質”なんです」と言う。
これが謙遜して言っているならまだしも、割と本気でそう思っているので質が悪い。

何をやっても、やっても、やってもやっても足りない、満たされない自己肯定感の代わりに
対峙した相手に対して理論武装するという手法を使うようになりました
「論破」するまで相手を言い負かそうとするのですが
それってある意味敗北であることまでは理解が出来ないのです

ひとってのはそれぞれ、事象に対する答えを既に持っています
もちろん社会通念という、日本でいえば法律のもとに定められた基準はありこそすれ
個人レベルの、まして夫婦間の口げんかなどでは相手を言い負かすことは決して「勝利」ではあり得ません

今回も、お嫁ちゃんはお嫁ちゃんなりの言い分があります
正しいか正しくないかなどというジャッジがそもそも意味のないもので
ただ、慰謝料を支払うということで自分の行動によって引き起こされたことへの責を負う決意があるけれど
ムスメの養育に関しては次男が養育費を支払う、ということを請求して来ました

次男にしてみれば有責配偶者たるもの、一切の権利を捨ててこちらの言う通りにすべきだと言いたくなるのは心情としてよくわかります
かつ、一見非常識な条件を提示することでそもそも離婚という事態を回避したかったというのも理解出来ます

ただ同時にこれは相手のある話であり
そもそも同じ価値観を持っていないひとに自分のそれを押し付けたところでうまくいくはずがないのも自明の理…
お嫁ちゃんと次男は最初からこうなることが見えてはいた、とわたしは思っています

お嫁ちゃんはとても可愛いらしく、また、自分が可愛いことに微塵も疑いを持っていません
拗ねたところが全くなく、可愛いねと言われることをそのまま受け取れる性格です。
返すと、可愛いねと言われないことに疑念を抱く。

次男の性格の良いところを向けて
可愛いね、すてき、楽しいね、を手渡せていたのだと思っていましたが
実際のところはそうではなかった、とお嫁ちゃんは感じていたようでした

次男に対して一度も謝罪せず、かつ、養育費をもらえてムスメをそばに置いておけることに心を躍らせているそうです。
それを見て次男は如何ともし難い心持ちになり
一家揃ってどうにかしてやろうという衝動に駆られる、と。

長い長い長い目で見れば、この状況を受け入れお嫁ちゃんに花を持たせて見送ることは必ず次男のひととしての深みになるはずです
が、今は痛い。

わたしに出来ることは何かが起きることを回避するために一時的にでも家に帰るよう次男に伝えて
愚痴りたければそれに耳を傾け、温かいご飯と身の回りのお世話をし、何も詮索しないことくらい。

頑張れ、と今ばかりは言っています
前向きにじゃない。破滅に向かわないように、ただそれだけ。

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