九住…?

カレンダーに予定を書き込む…そんな習慣も今じゃあアプリにおまかせ
…なのはママだけ(裏切り者)
子ども達は相変わらず順調にアナログ生活です

特に楽しみなことは大きく太文字で書き込まれるのだけれど今朝
この週末に超特大赤ペンでデカデカと「九住」と書き込まれているのを確認しました

我が家の恒例行事(つってもまだ3年目)
一年間のあーだこーだを抱えたままで車に乗り込み
満天の星空の下でシャバとはちょいと距離を置いて過ごそうず、という
子ども達とくじゅう花公園のグランピングでの連泊が待っちょんのやわ(大分弁)

子ども達がまだぜんぜん幼い頃から大好きな場所、久住。
行きつけはもっぱらガンジーファームで
お魚にエサ投げたりポニーやがらがらどん(山羊)にニンジン食べさせたりが定番ドライブコース

ちょっと子ども達が大きくなってからは少し足をのばして大観峰へ
時にはそのまま内牧をぶっちぎって草千里、最近では南阿蘇まで。

内牧には父の会社の保養所があって
わたしにとってはこの九州に降り立った時から馴染みの場所
義母を連れて気球にも乗らせたっけ…
ああーホントにいろんなことがあったんだな(また忘れてた)

とにかくこのエリアはわたしにとっては間違いなく特別な場所なわけだけれど
そこを、子ども達も好きでいてくれて
グランピングというスタイルを楽しんでくれることも嬉しい

豪奢なホテルに宿泊することなんざわたしにとっては何の魅力もないことで…
たぶん生涯それを望むことはないと思う

グランピングではメレンゲみたいなテントに白熱灯色の電球がぶら下がっているだけの空間に宿泊するのだけど
それの何が素敵って、周辺音が聴こえて来るし
他所のテントの中の笑い声が、楽しげなシルエットで見えること

いつだったかは風がとても強い夜
ざわざわとテント裏の木々がずっとおしゃべりをしているのがとても楽しかった
今でこそ意識しなくなったけれどその昔幼い時分に
木造の長屋みたいなところに暮らしていた頃は
外の風に煽られて電線が鳴く音が怖くてたまらなかった
そんな幼い日の自分がふと姿を現すような気がして心が躍るのです

小さなスピーカーを持ち込んで流すのはクリスマスパッケージの洋楽バージョン
カトリック教会は11月末頃から待降節に入るということもあり
離脱したとはいえ世界的な暦のリズムを何気なく提案する母なのであった

イタリアなどではこの頃からプレゼピオが街角にも姿を表します
我が家でもなかなか味わいあるものが飾り付けられ
近づきつつある主の降誕へと心の舵を切ります

もちろん旅の始まりは久住高原童心回帰農場
今年からスタッフとして迎え入れてもらったわたしとしては
純然たるゲストとしてではなく
わたしのホームへようこそ!という気持ちがとても大きくなっていて

ほんと…わたしらしいなと思うのだけれど
我が子でありながらゲストをお迎えするようなヘンテコな気持ちでいます

よく知られた歌を、愛情と彼なりの最大限のリスペクトを以て
ペタペタと切り貼りして全く新しい別のストーリーを作り出すひとがいるけれどわたしも全く同じ。
わたしという人間の中にある様々な顔が
まあそれなりにうまいことあちらこちらから顔を出すわけです

12人のおかあさんでありながら自由なひとりの女であり
妻を愛する幼馴染をわたしも心から尊敬し
自分ではない誰かのために生きたいと願いながら全く自己中心的
全てを手に入れたくて、なにも要らない
世の中の最底辺でドブネズミのように彷徨い、天に通じる。
わたしの中の矛盾という巡りが何もかもをスムーズに動かしてくれています

大切なパートナーを胸に抱いて…というより
わたし達はたぶん表裏一体、正反対に見えて同質
な、の、だ、ろ、う。知らんけど。

考えることはやめた。
彼に触れて感じることだけを紡いでいこう
言葉も最小限でいい
でも、朝までまどろみながら語り合う
控えめに言って最高だろう?

ほんじゃそろそろ支度すっかな。
恒例行事という新しい体験へ向かう。

ほんでな、言っとくけど
九住なんて地名はないぜ

久住だよ、久住!

でも、そんなことだって
“ここのえ”と”ひさずみ”の融合ってことにしといてやろう
ね?
こうやってわたし達は自由自在にストーリーを創り出せるんだよ

つまんない毎日を塗り替えちまおう
あなたが既に持っているその絵の具と、筆で。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA