「知らんけど」だらけの毎日

末娘達(五女@中2と六女@小6)がいよいよ学校に行かなくなった

ご機嫌が芳しくないときはその理由を
「ママがスマホ持たせてくれないせいで友達の輪から外れたせいだ」と言い
宿題をやって来ない同級生をネチネチと”詰める”女性教諭への憤りを口にするし
心内ではもしかしたらわたしが”パパを家から追い出した”せいだと叫んでいるかもしれない

12人兄弟の末娘達がこういう毎日を選んだことをわたしは「へー。」と思って眺めている
世間ってやつがソレ見たことかと多子家庭の”成れの果て”を覗き見たくてたまらないかもしんないな、とか
いいや、これは社会の歪みの皺寄せであると叫べばそれなりになんとなく大義が生まれるか?とかなんとか
わたしの最も得意とする「思考という巡り」の螺旋をあーだこうだと味わっている

それは、ものすごく楽しくて、有意義で、わくわく胸を躍らせてくれることなのだけれど…わかってくれる人っているのかしら
ま、いなくたってぜんっぜんかまわないけど。

わたしが末っ子達に課しているのはハウスキーピング。
お仕事を終えて帰宅して床がピカピカに磨き上げられていて
お洗濯物もそれぞれのお部屋に片付けられており
キッチンのシンクがすっきり片付いていると、とてつもない幸福感に満たされちゃう

朝起きて身支度を整えて学校へ行き
座って授業を受け
お友達と交わす言葉で笑い転げたり
先生の顔色を窺いながらちょっとした反抗をしてみたり
授業が楽しいとか、または逆におもんないとか言ってみたりして
放課後はそんなことさえ全部かなぐり捨ててそこらを駆け回り
「お腹すいた!」と家に戻ってシュクダイやって…
家族揃って夜ご飯を食べてあったかいお風呂入って。

それが「あたりまえ」だったのよ、ウチもね。
約30年、そうやって来た

パパがいなくなったって、お兄ちゃんお姉ちゃんが次々に自立して行き家族のカタチが変わったって
少なくとも学生でいるうちは、子どもであるうちは
そんな当たり前を味わえるようにと思ってやって来た

けど、それは末っ子達にとってはさほど価値のないもの…に見えているのかもしれなくて
そんで、わたしもそれはそれでかまわないと思っている

昨日は、朝作ったおかずが山のように残っていたから
別のおかず作るのもなんだかなぁと考えていた
そしたら隣の、大好きなおじさんが
パチンコでもらってきたお菓子をこれまたたーくさん下さった

ねーねーどのお菓子が好き?
なんて言いながら末っ子達とわいわいしてたら
誰かがこっそりそれをつまみ始めて

えー、じゃあわたしこれ食べたーい
なんて言い始めたりなんかして
ポリポリとお菓子を食べながらいろーんな話をした

なんの制限も無いとしたらどんなことやりたい?とか
どんな音楽が好き?憧れるひとっている?一番欲しいモノってなに?

わーきゃー喋っているうちに高校どこ行こうか、とか
アルバイトしたらなに買おうとか
通学のバスの中ではスマホで好きな音楽聴くんだとか…
制服はどこが可愛い?ピアスこのままで良いんかな校則厳しくないといいな、とか
ごく自然に自分たちの現実にほど近いところのお話になったりもして

ねえ、これって女子会?ってわたしが聞いたら「うん!」と二人が応えた
おいおい…最高か?

お年頃の不登校児ふたりとひとり親のママの女子会。
悲壮感なんて1mmもなくて、ただただ楽しい
罪のないうわさ話やどうでも良い話が出来る時間って最高
そんな時に出て来がちなのが、魔法のことば「知らんけど」

知らんけど、って素敵。
だって想定することも出来ない宝物がいーっぱいある、ってことを思い出させてくれる

余白って…そういうものでしょう?
余白にこそ、行間にこそナニカが隠されている。

枝でふくらみ始めた梅の蕾も
土の中で蠢く虫たちの話し声も
天鏡の、欠損に見えさえする影の部分も
陽の光が創り出す木漏れ日とかいうアレだって
ぜんぶ、余白でしょう?

真っ赤なスポーツカーも、大きなダイヤモンドも
なにひとつお前に買ってやれない けれど
この広い宇宙の中で、ただ独り俺だけが
お前を幸せに出来る男だと…知っておくれ
(何もない俺だけど/金森幸介)

そんなものは要らねえ。
って言える女になりたいよね?子どもたち?

知らんけど。

「知らんけど」だらけの毎日” に対して2件のコメントがあります。

  1. しのぶ より:

    大きな声で言う。
    真っ赤なスポーツカーも大きなダイヤモンドも要らねえ!笑

    1. reico より:

      >しのぶさん
      真っ赤なトラクターとでーっかいお星様をくれ!
      (なんじゃそりゃ)

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