お風呂をピカピカにしたのだ

まったく、この世にあるものというのはことごとく
いろーんな経験を通してわたしにあれこれを教えてくれるものなのです

少しずつ、気になり始める。
お掃除ってのは毎日するのが結局はラクなのよね、それはわかっちゃあいるの、アタマではね
こころのお掃除だって同じでしょう
あれこれ悲しみだの苦しさだのが蓄積される前にさっぱり手放せたらステキで
あらもうこりゃあ簡単にはいかないわね、ってくらい頑固にこびりついちゃったらそうは容易く消えてはくれない

お風呂だってそう
ああ、この時間のために生きてるのよ…なんて毎日毎晩
いつもの変わり映えしないお湯にでだって身体を沈めたら何もかもが解けていく…けどさ。
チラ見してしまうのよ、あゝあそこに汚れが溜まり始めているわ
あゝこっちをこすったらきっと気持ち良いだろうなあ…
わかってるの、わかってる、そろそろお掃除の時期よね

更に、我が家のお風呂場の窓の網戸ちゃんたら
今夏もさまざまな虫ちゃんの侵入を健気に防いでくれてありがた…ん?…んん??
あー。見つけちゃった…
ガシガシと乱暴にお掃除し過ぎたことがあったからかしら?
それとももう寿命なの?
網戸が一辺のうち、けっこうな長さが外れちゃってる…
わかった、わかったよお風呂ちゃん
明日は必ずお掃除するから待っといてね

そう心に刻んだ昨日
いつもならホクホクでお気に入りの本を開く金曜日の夜だけど
ベッドサイドの灯りもとっとと消してギュッと目を閉じた。

朝5:00、いつものアラーム
あらごめんなさい、今日お休みなの。と消すのが好きだから毎日鳴る設定←

さーてやりましょうか…
いつもと同じ時間に起きるなんてなんだか残念な気持ちもするけれど(笑)
だけど先延ばしにしたって暑さが増すばかり、とっとと片付けようと心を決めていざ
雑巾を固くしぼってお掃除開始

いつもありがとうステキな時間をありがとう
放ったらかしにしちゃってごめんね、シュッシュ、シャッシャ
浴槽の縁に立ってぐーんと腕を伸ばす
背が高くてありがとう、手足が長くてありがとう
左手にブラシを持って右手には雑巾、ゴシゴシこする。

お掃除の基本は上から下へ、天井をやっつけたらお次は壁
シャンプーのボトルが1、2…6本。
あらやだ我が家ってお風呂屋さんだったのかしら
子ども達それぞれのこだわりがあちこちに散らばって
使い終えたあんなものやこんなものまで置いてある
なんと壁にはご丁寧に潰した虫をセロテープで留めてあるし。
ナニ目的かしら、意味わからん…

手桶の裏側も椅子の底もゴシゴシガシガシ
排水溝の中にだって手を突っ込んじゃう(平気)
浴室ドアのこっち側もあっち側もゴリゴリガリガリ…
すっかり古びて可哀想なくらい

そういえばこのドアもいつだったかパパが付け替えてくれたんだったわ、誰かが何かでぶっ壊しちゃって。
すっかり忘れちまうものね、浴室ドア全取り替えなんてなかなかのエピソードなのに、ねえ

…なんてことをあれこれ考えたり考えなかったり
自由よ…まったく自由だわ、ふふふんふん。

と、どのくらい経ったかそんなこともわからないけれどだいたいひと通りのお掃除が終わる頃いよいよ覚悟を決める。
そう。今日の本丸…そう、網戸さん。
視線の端に姿を認めつつ最後まであえて手付かずで残したあなた!

この網戸も、かなり長いこと見ないことにしていたけれど
いつだったか、大きな穴を開けちゃったのを
補修のためにとツギあてをしたもんだからとってもみすぼらしいの。
ごめんね、長いことそのままにして…

我が家には網戸の補修のためのあれこれがイヤというほど揃っているのをわたしは知っていて
今まで何度もパパがそれを使って網戸を張り替えてくれていたんです
「これやっといてねー」とお願いするといつもきっちり綺麗に仕上げてくれるものだから
今の今まで自分じゃあやったことがなかったんだよね
いつもリクエストどおりに仕上げてくれていたことも、ありがとう

だがしかし、いくら未体験でもわたしはそれを上手に片付ける自信があるのだ。
イメージ出来るものはやれる!

というわけでえっちらおっちらと窓から網戸を外してリビングまで運び
くるくる巻かれていた網戸のネットをテーブルに広げてサイズを確認。
古いネットをマイナスドライバーを使ってフレームから外して…
よーく切れるハサミを出して少し大きめに切ったら仮止めをして…
謎に3本もあるピザカッター的ビジュアルの道具を使って押さえゴムをよいしょよいしょとフレームの溝に押し込んでいく
これがもう気持ち良いくらいに綺麗にハマるもので…
あっという間に張り終えてしまいましたとさ
今日のミッション完了、お風呂がピカピカになりました

嬉しいね、嬉しいねーとなん度もお風呂を覗き込むと
不思議なことにお風呂場が喜んでいるような気がする(笑)
父の建ててくれたおうちよ、ありがとう
いつも家族を守ってくれてありがとう
秋になったらパパがぐるりを囲ってくれた木製のフェンスに防腐剤を塗らなくちゃね

お風呂をピカピカにしたのだ” に対して2件のコメントがあります。

  1. しのぶ より:

    心の中が手に取るようにわかったわ〜♡
    森羅万象、すべてに命が宿っている。

    1. reico より:

      しのぶさん。
      そう、まったくその通り!
      全てのもの、出来事に命が宿っていて
      意地でもそれを見つけ出してやるぅ!
      …という心持ちが豊かさの始まり
      そうすればほらこうして…
      ただの週末のお風呂掃除だって
      なんか意味ありげに思えちゃうもんね、うっしっし

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